都市伝説のムービングストーンの正体!
アメリカカリファルニア州、デスバレーの動く岩。
ラスベガスから車で2時間程度にある砂漠地帯に起こる現象です。
数十個の石があらゆる方向に動いた跡が残るというもので、しかも、同じ方向に動くのでなく、それぞれの石が意思(洒落じゃないです)を持っているかのように、あらゆる方向に動いていきます。
石の大きさも本当に様々で大から小法則はありませんでした。1940年代からこのムービングストーンの謎は研究されてきましたが、よくわからずにいました。
ついにムービングストーン解明
長い間分からずじまいであったこの現象がついに解明されました。
2014年、地元のアメリカの研究チーム「ScrippsInstitutionofOceanography」の研究チームが解明しました。
実験内容は、砂漠にある15個の石にGPSを付けて観察するというシンプルなものです。
チームのリーダーRichardNorris氏はこの10年必要になると予測していましたが、実際にはが2年で終わったそうです。
実験結果は、石は「氷に押されて動いている」という事がわかりました。
メカニズムとしては
①真冬の間に凍った水が溶ける事で浅い池を作る
②残った氷が砂漠で通りやすい風によって水の上を滑る事で、岩を押し動かす。
③夏(乾季)氷が溶け、水も干上がると動いた跡だけ残る。
④岩が勝手に動いたかのように見えるのだそうです。
この現象は、常に強い風が吹いている事、雨があまり降らないこと、氷が出来るほどの温度の低い季節がある事などのデスバレーの特徴的な気候でこそ起きるものだという事がわかりました。
長年、解明されないでいた理由はおそらく上記通りさまざまな条件が揃った時のみ起こる現象であり、数年に一度しか観察できなかったからなのでしょうね…
長年わからなかった事が、解明されるというのは本当にわくわくします。
解明はされましたが、それでも珍しい現象である事には変わりないですね!