チャック・デイリー 常勝クラブとリバウンド王の生みの親【7月20日誕生日】
あなたはチャック・デイリーという男を知っていますか?
NBAアメリカのバスケット界で活躍した人物です。
いや知らないよ!という方の方がもしかすると多いかもしれません。
なぜなら彼は、プレイヤーではないのですから。
そう彼は、監督として活躍した人物なのです。
彼の果たした偉業から、曲者の長とも言われています。
そこで、今回はデイリーが果たした業績のなかから3つをご紹介します。
チャック・デイリーって誰?
最弱チームを最強に
監督として高校や大学と幾つかのチームを指揮していたデイリーは
1983年にピストンズの監督に就任します。
しかし、当時のピストンズはNBAで最も古い歴史がありながら優勝経験の無い弱小チームでありそれに加え、ピストンズのメンバーは「バットボーイズ」と言われるほどクセのある選手ばかりいるチームでした。
しかし、デイリーはそのバットボーイズ達をなんとかまとめ上げ、
なんと1年目から地区2位という成績を残し、プレーオフに出場します。
そこからの快進撃は止まらず、9年連続でプレーオフに出場し、3度の決勝進出、そして2度の優勝をもたらした。
最弱チームから、リーグ屈指のチームを作り上げました。
リバウンド王の生みの親
また、デイリーがその当時育成した
後々スーパースターになる選手がいます。
稀代のリバウンド王デニス・ロッドマンです。
日本では、スラムダンクの主人公桜木花道のモデルとして有名ですよね!
正直、テクニックはあまりなかった彼ですが
デイリーは彼に対し、「オフェンスは捨てろ、生き残るならリバウンドを狙え」
というようなアドバイスをしたそうです。
その結果、その2年後にはリバウンド王に輝いています。
デイリーは選手の個性を見抜くのに長けていた事はここからもわかります。
ロッドマンは、デイリーのことを父親のような存在として発言しています。
※ロッドマンは4人父親のような存在がいると言いその中にデイリーも入っています。
ドリームチームの実現
1992年のバルセロナオリンピックでは、かの有名な
マイケル・ジョーダンやマジック・ジョンソンを含むドリームチームの監督に就任。
あのバットボーイズをまとめ上げ優勝をした実績が認められての就任となりました。
結果は、最高のもので金メダル。
またもや、個性が強い曲者達をまとめ上げ、結果を残す事に成功します。
いかがでしたでしょうか?
選手の個性を見抜き、長所を伸ばす事が非常にうまかったチャック・デイリー
もう彼ほどの監督は出てこないかもしれません。
ちなみに、2009年に彼は目を閉じることとなります。
ピストンズは彼が果たしたNBAファイナル制覇回数の2回を取って
背番号2を永久欠番にしています。
選手ではなく監督がそのような扱いをされていることからも彼の偉業がわかりますね。
7月20日はそんな彼の誕生日でありました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!